このブログを書いている令和8年2月中旬、東三河の学生さんで麻しんの発生報告が相次いでいます。
日本では法定ワクチン化されていることもあってずっと沈静化されていた感染症ですが、近年の国際化などもあって国外流行地への旅行者、あるいはそこからの旅行者によって持ち込まれることもあるようで、そこにワクチンを打っていない、あるいは打ったけども十分な免疫がついていない国内の方が感染し、、とこの1-2年で国内で散見されていました。しかし最近の当地のように複数例続くことは多いことではありません。
当院の前院長、父が幼少期の昭和前半などは「麻しん(はしか)に罹ってようやく一人前」なんて言われていたようです。感染力が非常に強く(空気感染)皆が感染するのが当たり前の時代。無事乗り越えれば終生の免疫がつくのですが、罹っている最中に重症化して亡くなる方もみえ、古くは江戸時代には「命定めの病」ともいわれたようです。
現代の医療ではそんな危ない橋を渡って、、ではなく、ワクチンによる事前免疫をつけ合併症に悩み苦しむことのない人生を過ごしてもらうようにしていくことが重要な感染症です。
日本ではちょうど院長(僕)が生まれた1972年秋頃くらいを境に麻しんワクチンの定期接種が開始され(それでも1回のみ)、以後2000年頃から現在の1歳と小学校入学前の計2回の定期接種が法令で定められています(努力義務)。
免疫がしっかりあればまったく恐れることない感染症です。まずはご自身が罹った頃があるのか、ワクチンを打っているのか、打っているとすれば何回かを誕生日から予想することができますでのぜひ下記サイトを参照されてみてくださいね。
これからすると院長は打っていないと思われます。昔両親からも「お前たちはワクチンはほとんど打たなかった」と聞いたことがあるような💦。
ワクチン接種をしっかり二回していても免疫が十分でない方もみえるのが実際です。自身の防疫力を確認するには抗体検査(麻しんIgG抗体)が一番です。
現在のドタバタが落ち着いても今後もまたあり得る話、これを機にご自身の状態を知っておかれることも一考されてみてください。検査はどこでも自費扱いで当院でも取り扱っております。予約不要ですので直接来院の上相談くださいませ。
自費 麻しんIgG抗体(EIA)検査:4,500円(税込)
通常2-3日で結果が判明
IgG抗体 2未満免疫なし、2-15.9免疫が十分でない、16以上免疫が十分あり
いざとなればワクチンを打てば、、と言いたいところですが、もともと麻しん風しん混合ワクチンとして認可販売され当院でも法定接種で子供さんに打っているものには製造流通に限りがあります(メーカーも需要を予測して製造しています)。不安にまかせてワクチン需要が増えると本来届くべきところに届かなくなりますし、そのような混乱は避けないといけないと思っています。そういう意味でもまずは検査でしょう。


